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二度目の恋

第2章 臆病な自分と、優しい彼と

「…てか、俺もビール飲んだし、運転できなかった」


「そ、そう」


失礼だとわかっていても、その言葉にホッとする。


「じゃ、明日…今日か。会おうか」


「うん。あ…でも…」


「どうした?」


「…洗濯したい…」

「…了解。じゃ昼過ぎからドライブでも行こうか。何時がいい?」


「えっと…2時くらいかな」


「分かった。出るときメールする。
俺も午前中ゆっくり寝ようかな」


「…そうだよ。マル君忙しいんだし。睡眠は大事だよ~」


「そうだよな。じゃ、おやすみ」


「…おやすみなさい。また明日ね」


「おう」


通話を終わらせ、携帯を閉じる。


和也と話して会う約束をしただけなのに心が弾んでいるのをかなみは感じた。


私も少しずつ、前向いているのかな…


でも…まだ…

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