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二度目の恋

第1章 恋一夜

ピリリリリ…!


愛し合うことに溺れる二人を咎めるかのように、サイドテーブルに置いた携帯が鳴り響いた。


…私の携帯だ。


チラッと携帯へ目をやると、液晶画面には仲間の名前が表示されている。


「はぁ…出なきゃ」

サイドテーブルに手を伸ばそうとすると

「…出るな」


「…え?でも…」


戸惑う彼女を無視し彼は携帯を取り、電源を切った。


「今は何も考えないで、俺だけを見て」

そう言うとまた腰を動かす。


彼女も目を閉じて、再び愛し合うことに溺れた…

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