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二度目の恋

第1章 恋一夜

翌朝。


携帯の留守電とメールを確認した瞬間、夕べ電話を取らなかった事を後悔した。

「…嘘でしょ…なんで…」


携帯を見る彼女の顔色が青ざめる。


「…どうした?」


彼女に問いかけると、震える手で携帯の画面を見せた。


画面を見た瞬間、彼の表情も強張った。

「…嘘…だろ…」


彼も慌てて、自分の携帯を取り出す。


留守電には仲間からのメッセージが入っていた。


あの時間…2人が愛し合うことに溺れていた時、2人の恋人同士が一緒に事故死したことを告げていた…。

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