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二度目の恋

第3章 前触れ

・・少し歩くと、小さな公園の真ん中にクリスマスツリーがあった。

「わぁ・・」

写真で見るよりも綺麗なツリーが色とりどりに光っている。

「凄い綺麗・・」

かなみはそういうと、嬉しそうにじっとツリーに見入る。

・・ツリーよりもかなみさんの方が綺麗だよ、とキザな言葉が出そうなるが、和也はぐっとこらえた。

ツリーからはオルゴールの音色も聞こえて、現実の世界を忘れそうになる。

つないだ手から、はっきりと伝わる暖かさに幸せを感じた。

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