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二度目の恋

第2章 臆病な自分と、優しい彼と

「では、宮崎さんの優しさに…」


「乾杯!」

かおるが音頭を取り、3人はカチンとグラスとジョッキを合わせる。


「…やっぱり、仕事後のビールはたまらんな~」


宮崎はビールを一気に飲み干した。


「それはわかる!」


同じくビール党のかおるも同意する。


ビールが苦手なかなみは分からないが、ビール党の人はみんなそう言ってるように思う。


「…さて、今日はおごりだし、いっぱい食べるかな」

かおるが張り切ってメニューを開く。


「なんなら、メニュー全部でもいいぞ」


「じゃあ、そうしようかなぁ…すいませーん。このメニュー…」


「おい!本当に呼ぶなって!…痛って!」


かおるを止めようと立ち上がった宮崎はすねを机の足にぶつけた。


「もう、冗談ですよ~」


「いや、梨本の目、マジだった」


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