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春夏秋冬

第1章 出会いの春?


僕の好きなことって…。
別にしたいことも無いしな…。

「じゃあ、お互い自分のこと話そう!」

「自分の…こと…。いいよ」

「じゃあ、僕から。名前は小野寺裕輝。お母さんとお父さんと弟がいるんだ」
「私は…本…永美…桜。お母さん…と…お父さんと…私の3人家族」

美桜ちゃんは緊張した面持ちだった。
ここは僕がこの場を盛り上げないと!

「美桜ちゃんは好きな子とかいないの?」

………。

完全に失敗した。
会っていきなり好きな人を聞くようなヤツはそうそういないことを忘れていた。
完全にバカだと思われてる…。

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