テキストサイズ

淫乱症候群

第6章 お帰りなさいませ、お嬢様。

未唯ちゃんが通されたのは
お店の一番奥の部屋でした

ここに来るまでに何個も扉があり
個室の喫茶店のようです


コンコン

「は、はいっ!」

「失礼します、未唯お嬢様。本日は私がお世話させて頂きます」


入って来たのは部屋まで
案内してくれた彼でした

この時、未唯ちゃんは
知りませんでした。

彼が後ろ手で鍵を閉めた事


「さて、未唯お嬢様?お疲れでしょう?こちらをご用意しました」

「これは?」

「疲れに効くハーブティーで御座います」


未唯ちゃんはすすめられるがまま
ハーブティーを飲んでしまいました

媚薬入りなんて知らずに


「気分はどうですか?」

「ふぇ…?」

「クスッ…トロンとしてますね」


未唯ちゃんの頬は
ほんのりピンクに染まっています

ストーリーメニュー

TOPTOPへ