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本当の愛とは...

第1章 女を買う男


暑さに苛々してきたとき、扉が開き、タキシードをきた男が入ってきた。

見るからに、悪そうな顔をした男は、

“1番から10番の番号札の奴。準備して外に出ろ"

と言うと、すぐに出ていった。

仰いでいた紙をみると、18と書かれていて、番号を確認して、また仰ぎ始めた。


“いやぁぁぁぁぁ!"

切り裂くような女の喚き声が響き、空気が張り詰めていたが、部屋のなかが、ざわめき始めた。

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