好きだってっ!?
第4章 再び冷戦開始
「…なんで断ったんだよ!」
「…」
俺は女性社員が去った後、晋に言ったが
晋は黙ったまま…
「…俺らお互い女いないんだから
別に飲みに行ったっていいじゃん
新しい恋が始まったかもしれないのに」
「…俺、彼女いらない」
晋の言葉に一瞬フリーズする。
その直後俺の大声が二人だけのオフィスに
響き渡った。
「…バカもーんっ!
俺らはまだ24才だぜっ!?
なのに何弱気になってやがる!
まだまだこれからだろうがよっ!」
「…煩い、静かにしなさい…
と言うか、24才だからこそ
もう落ち着いてこないといけないんじゃないか」
「…あ、それは…だな」
晋の言葉に言い返す事ができなくなる。
「ま、好きな人をつくるなとは言わないけどね…
自分も一応いるし」
「えっ!?
今なんてっ!?」