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「香川ー！ こっちこっち！ 」
時刻は21:00。雄はその日もバイトだった。
「わりい！待たせちゃったよね？」
「平気だよー！じゃあ行こうか！」
「どこに？」
「うちんちって言ったじゃん！」
「え、あ、うん！わかった」

雄と沙月は楽しそうに話していた。
私は気まずくて仕方なかった。
「ねえ、愛実？ 愛実はもう、した？」
沙月のマンションのしたに着く頃、沙月は突然尋ねてきた。
「何を？」

「カレシと。Hだよ」

「え、なんで今そんなこと聞くの？」

「だって愛実たち10日でしょ？うちら5日でまだだから参考までに！」