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あんなことがあってから誰もあたしに近づかない

七海でさえ...

『ごめーん!夏音いる?』

ざわざわ...

『ちょっあれ生徒会長!』

『あ、そっか...夏音て議員だもんね』

『拓也どうするのかなっ』

クラスがざわめく

『夏音、あたしですっ』

『おっ!俺が頼んだやつやってきた?』

『あっはい』

机から紙を出そうとする

『だれ』

『わっ!...あ、たっくん...』

『あれ、だれ?』

『ちょ、生徒会長だよっ』

『話すなよ、俺が渡すから』

ピシャッ―――

『きゃっ』

『これ、ですか』

『ん?...おう』

『夏音は俺のものなんで』

『え、知らなかった、なぁ...』

『今後話さないでくださいね』

『...』

『じゃあ』

ガラガラ――バタンッ

『うわぁ...』

『やばいね...』

『3年まで広まるなぁ...』

『夏音かわいそ...』

『おいっ!!!』

『『わっ』』

やばい、たっくんが怒ってる

『夏音がかわいそう?俺のもんなんだから俺以外のやつと話しちゃだめなの』

『たっくん...?』

『ん、なぁに?夏音』

『ちょっと２限目サボろう』

『うんっ』

話がしたい

ちゃんとした、拓也と...


誰もいない屋上の隅に行った

『ねぇ?どうしたの...』

『安心して、今日1日だけの辛抱だよ』

『...へ?』

『演技だよ、え・ん・ぎ』

『...はい?』

何をほざくかっ

『1日演技したらみんなわかってくれるでしょ?』

『なにを...?』

『もちろん明日からはみんなと話していい、だけどいちゃついたりするのはいけないっつーのはわかるでしょ?』

『な、なるほど...』

それにしてはうまい演技だ...

『あ、でも夏音ごめんね...』

『ん?』

『今日1日だけは1人で、もしくは俺といてね』

『たっくんとならいいよっ...むしろそっちのが安心するっ//』

『ばぁーか、かわいいな』

『んっ』

なんだかすごい好きって言われてるみたいで恥ずかしくなり抱きついた

『よしよし』

『１時間寝よう』

『おう、天気もいいしな』

『２人でいよう』

『おう』

抱きつきながら寝転がりそのまま寝にはいった