
そして世界はすべて変わる
第2章 俺の夢
カッ
みきの顔が赤くなり、みきは今にも泣き出しそうだ。
「なんでッ、なんで私じゃダメなの!!!私のほうがずっと琢也の事好きだもん!!!」
みきは溢れる涙を我慢しながら言った。
みきの気持ちにはうすうすきずいてた。
でもフラれたからって俺はまだ好きなんだ。
「フラれたからって嫌いになるのか?違うだろ?俺がアイツを好きな気持ちは誰にも変えられないんだよ。」
カァァ
「…ッ!!もういいッ!!!」
みきが教室を出て行った。
「おいッ!!!みき!!!」
雄大が叫ぶ。
「琢也、まだ彼女の事忘れられないのはわかるけど、みきの気持ち知ってんだろ?
もう少しみきの気持ちも考えてやれよ。
俺、ちょっとみき追いかけてくるから。」
