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365日。

第1章 友情。

「帰宅部って最低だ!私だって入りたかった部活あったもん!…………………っっ!」

抵抗心があった心に針が刺さる。
右に居たあの人。

私の好きな人。
楽しそうにバスケの自主練をしている。

バスケ部入りたかった。私だって………

あのコートに立って先輩と話したかった。

「おい…!佐倉!?」

心の底に何があるのかも分からずまま
泣いてしまった……

「奏多…………………私、陸上部入る……。」

「え……。OK!明日俺の家来い!分かったか……………?」

「止めて……っっ!!!!ごめんなさい。私、あなたを疑ってる。私をいつか裏切るんじゃないかって…………」

止まらない。
私の口。
「私、裏切られたから分かる……。自分が信用してない人と仲良くしちゃダメって………」


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