テキストサイズ

愛恋縁一方的愛情劇

第2章 いじめ?意地悪?愛情!?


惇君は僕の性格を知っているからこんなやり方するんだ。


どんなに暴力をふるっても愛してるって言えば許すと思ってるんだよね。


そうだよ、昔の彼氏と同じだよ。


結局忘れられないまま、毎日を過ごして…、まだその人を見てしまったら抱き付いてしまいたくなる。

こんなのいい加減振り切るべき何だよな。


でも、忘れようとすればするほど、惇君と重ねてしまって忘れることができない。


惇君もきっと、DVをする人なんだろう。

だって、今されたことが愛情だと言っていた。


苦しそうな顔をして、何が辛いのか僕には分からない。


でも、惇君を苦しめたのは僕みたい。


だって、抱き締めて側にいるって分かってるはずなのに、僕の名前を呼ぶんだ。

切なく…切なく…


知らなかったなんてただの嘘かもしれない。

































































本当は、惇君が僕を好きでいじめているのだと気付いていたのかもしれない。










ただ、現実から目をそらしていただけ。



僕はゆっくりと、惇君を抱きしめ返した。



それは、同情からか、愛情からかは分からない。







ただ、そうしたかっただけ。



ストーリーメニュー

TOPTOPへ