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『はぁ……、また１日が始まるんだ』
 
私の名前は神田みき
家が貧乏で借金まみれな高校二年生
 
今は学校に行くため、通学路を歩いていた
 
 
『……嫌だな…』
足を止め、俯いてそう呟いていると突然後ろから黒い車が走ってくる音が聞こえてきた
 
『？』

私が振り向いた時、黒い車は目の前で止まるとすぐにドアが開いた
 
ガチャ―…

 
車からは黒いスーツ姿のサングラスをかけた男達が数人出てきて、近寄ってきた
 
 
「…神田みき様ですね？」
 
 
『え…なんで私の名前』
私が驚いていると、男達はニヤリと口角を上げていきなり私の腕を掴んだ
 
『痛っ…！？』
あっという間に引っ張られ、私は車の前まで来させられた