友 時 恋
第2章 夏の思い出その①.海へ行こう
砂浜に線を引いて、早速スタート。
ネットがない変わりに、両端に気の棒を立てて、これから下通ったらだめだからと光奈先輩が注意をした。
チームは、光奈先輩チームと京太郎チーム。
光奈先輩チームには、きららと結人。
京太郎チームは、歩と私。
森先輩は審判役。
光奈先輩は運動神経抜群だから、ペナルティーとして運動が苦手なきららがはいる。
(ごめんねきらら、ペナルティーなんて言って(⊃△;))
対する京太郎チームは、運動神経まあまあのチーム。
光「いくわよ!」
と、光奈先輩がサーブを打ってきた。
ボールは京太郎に行く。
彩『京太郎!』
京「任せときっ!」
来たボールをアンダーでとった京太郎。
京「歩、任せたで!」
手のひらを上に向けて、トスの準備万端な歩がボールを上げた。
歩「彩子、打てっ」
歩の上げたボールは、私の上へ。
彩『任せてっ!』
タイミングを見て、ジャンプした彩子。
彩『いけっ!ストロングファイントアターック!!』
わけのわからない言葉を発しながら、ボールめがけて手を振り落とす……だが…
スルっ
彩『あれ?』