友 時 恋
第2章 夏の思い出その①.海へ行こう
ポトン
ボールは京太郎チームのコートに落ちた。
審判役の森先輩が、光奈先輩チームに得点を入れる。
結「プププ…空振りしてやんの」
お腹を押さえながら、笑う結人。
…そう、私は空振りをしてしまったのだ。
光「最高だよ!彩子。今の笑える」
結人と同じように、お腹を抱えて笑う光奈先輩。
き「バカね…」
表情は笑ってないが、こころでは絶対笑ってるきらら。
私は恥ずかしくなり、しゃがみこんだ。
くそぉー!!あんなカッコつけるんじゃなかった!
絶対打てると思ったもん!
光奈先輩たちに対して、京太郎や歩は彩子を励ます。
京「まぁまぁ、落ち込むなって、つぎあるから…プププ…」
いや、お前も笑ってんじゃねーか!