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ヒーロー

第4章 勧誘

朝。 たくさんの生徒で溢れる校門前。


そこに、あの人はいた。


まず目につくのは派手なオレンジ色のパーカー。
もうすぐ冬なのにビーチサンダルとデニム生地の短パンをはいている。
パーカーは長袖だけど、それだけじゃ寒そうだ。



・・・なんだ、この人。

去年まではいなかった気がするけど・・・。



とりあえず、関わりたくないので黙って通り過ぎようとした時。



「おい、天才」


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