テキストサイズ

ヒーロー

第6章 確信

「んじゃ、もう帰りますか! 見回りの先生来ちゃうかもしれないし」


言いながら佐々岡くんが椅子から立ち上がった。


「帰んのか? じゃ、俺もこれで」

城川さんが手をヒラヒラ振りながら美術室を出ていく。


「あ、待ってくださいよ城川さん! センパイたち、さよーなら!」

ぺこりと頭を下げて佐々岡くんも出ていく。


ストーリーメニュー

TOPTOPへ