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どらくえ3

第7章 いざないの洞窟

…コケコッコー!

「ふぁ~よく寝た…」

ほこらで迎えた朝は気持ち良かった。

久しぶりに魔物に襲われる心配なく、安心して眠れた。

疲れもすっかり癒えた。

「朝食ができてますぞ」

老人が呼ぶ声がした。

顔を洗って暖炉の前に行くと、みんなは既に起きていた。

イースは剣の手入れ、ムタイはロッキングチェアに座って揺れており、リサは髪のセットをしていた。

「おう、おはようさん」

「よく寝ておったな」

「遅いよ、お腹減った」

みんなアベルの顔を見て口々に言うと食卓に集まった。

朝ごはんは、パンにシチューと目玉焼きとサラダ菜。

そう言えば、にわとりの鳴き声で目覚めたような。

「自給自足じゃから、たいしたものはないですが、どうぞどうぞ」

老人が勧める。

「目玉焼きなんて凄いね。遠慮なくいただきます!」
穏やかな朝だった。

いよいよ今日、アリアハンを出て世界へ。

「さて、封印について説明しておきましょうか」

食事を終えて、茶を飲み始めたころ、老人が言った。
アベル達の顔が引き締まる。

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