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どらくえ3

第7章 いざないの洞窟

三ツ又にきた。

道が3つに別れている。

さて、どこに進むべきか。
「はい、はーい!絶対に右だし!」

リサが一番に手を挙げた。
「え?すげーな!何か理由があるのか?」

自信たっぷりにリサは言い返す。

「カンよ!!」

「カンかよ!」


「カンなら、わしは真ん中じゃ」


ムタイが横から口を出す。
「げっ…ムタイ、余計なことを…」


「余計とは何じゃ、失礼な!立派なカンじゃ」


「立派でもカンじゃねえか!」


「じゃあ、俺は左だな、カンで」


「イースもかよ!」

アベルがそう言うと、みんなが笑った。

アベルも吹き出す。

「じゃあアベルはどうしたいのよ?」

リサが尋ねる。

「……右だ。」

「どうして?」


「……カンで。」

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