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第5章 《 五章 》俺達の団結

少しして、俺達は新幹線に乗り込んだ。

俺は自分の決意を少しでも確実にしてこの研修に向かうため、新幹線の中でも静かに友人と対話をした。

しばらくして自分の席に着くと、スケッチブックを開いてすこしだけ自分の世界に没頭することにした。

心は俺に戻ったといっても、正直絵の描き方を変えるのは難しかった。

今まで培った実力を全て捨てるわけにはいかなかったからだ。
全て新しいやり方に変えて気ままに絵を描けるような立場ではなかったからだ。

相変わらず几帳面な画風は変わっていなかった。

この研修、俺自身からすると、先の見えにくい、見通しの悪い研修となっていた。

しかしそんな俺の心を放っといたまま、新幹線は到着場所に向かってずんずんと進み続けていた。

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