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また…嘘ついた…

第1章 第一章









「さぁ!レッツゴー♪」

可憐は私の腕を掴んで楽しそうに言う。

「あんたのテンションについて行けないよ…」

私はため息をつきながら言った。可憐は学生時代の頃から変わらず明るい性格だ。言いたいこともズバズバ言う。それに比べて私は学生の時よりは明るくなったのだが…相変わらず相手に言いたい事が言えない。

「本当…可憐が羨ましいよ…(ボソッ」

「そうかな?私はあんたの性格が羨ましかったけど?」

「へ?」

思わず間抜けな返事をしてしまった。何で?そんなの冗談なんでしょ?

「だってさ~相手の事を考えて自分の思いを言わないんでしょ?いいじゃん♪その性格☆」

「そうかな~…」

私がそう言うと「もっと自信を持ちなさい!」と背中を叩いてきた。痛い…なんて言う馬鹿力なんだ…そうおもいながらふと前を見たら見覚えのある人が誰かと歩いていた。

「えっ…何で…?」
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