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切ない朝

第4章 変化

・・・うぅ なんでこんな目にあうのぉぉ・・・

気持ち悪いィィィ。

実際、昌子は胸のあたりが苦しくて、吐き気とも違う、不快感でいっぱいになっていた。

その間も男の手は尻をなぜ回してくる。今はもう、はっきりとそれとわかるくらい大胆に触られている。

もうやめてよ・・・

昌子は声にならない、心でそうつぶやいていた。

電車は構わず走り続けていたが、少し減速しようだ。

いや、はっきりと減速している。

駅に着く!!。
昌子はそう気付いたとき、うれしくなった。
あと少しで電車の扉が開く。

何とか逃げるのだ。
希望を見出した昌子はもう逃げることでいっぱいだった。

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