無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

天照が和やかに言った。
「少年、桜神を知っているか？」

僕は応えた。
「いや、魔法使いの世界には詳しくなくて･･･。」

天照は笑いながら応える。
「そりゃそうだ。知ってるわけないよな。魔法使いは能力別に分かれてるんだが、その中の長みたいなもんだ。」

僕は驚くことはなかった。
予想はできたからだ。
今まで見た中で、一番強い魔法使いだと思ったから。

僕は言った。
「ねえ、じゃあラチェッタは何かやっていたの？」

天照は優しい声で言った。
「ああ、ラチェッタは･･･」
ラチェッタが遮った。
「そんなのは今どうでもいい。さっさと続きを始めないか？」

天照は軽く言葉を返すと、
また二人は戦いを始めた。