人類戦記
第3章 覚醒
天照は土の壁ごと破壊すべく、両手を前に突き出して薄い赤色の魔術を、いや、薄い桃色の魔術を使い魔法の渦を作ると、物凄い勢いで土の塊にぶつけた。
爆音と共に土の壁は軽々と破壊された。
パラパラと音を立てながら砂埃が徐々になくなり、全貌が見えてくる。
そこにラチェッタは・・・
最強の魔法使いの姿はなかった。
僕は唖然としてボロボロになった土のバリケード跡地に駆け寄った。
どこにも居ない・・・。
彼の居た足跡がくっきりと残っている。今の一撃で、彼と言えど消え失せてしまったんだ・・・。
その時だった。
上空で風を斬る音が高く響き、天照の肩にマチェットが5本突き刺さった。
爆音と共に土の壁は軽々と破壊された。
パラパラと音を立てながら砂埃が徐々になくなり、全貌が見えてくる。
そこにラチェッタは・・・
最強の魔法使いの姿はなかった。
僕は唖然としてボロボロになった土のバリケード跡地に駆け寄った。
どこにも居ない・・・。
彼の居た足跡がくっきりと残っている。今の一撃で、彼と言えど消え失せてしまったんだ・・・。
その時だった。
上空で風を斬る音が高く響き、天照の肩にマチェットが5本突き刺さった。