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後悔

第3章 運命までの階段

付き合っていた女性と離れ、特にすることもなく毎日を過ごしていた当時、私は、今に思いかえせば、随分と腐っていたと思う。それもそのはず、恋愛中と言うのは周りが見えず、友達付き合いも随分減らした。
急に一人になっても、何をしていいやら分からず、どこへいっていいやら分からずで・・・とても参った。彼女と付き合い始める前、いつも私は何をしていたのだろう??
そんなことさえ頭をよぎった。

朝起きて、仕事に行き、仕事から帰り、風呂に入って寝る・・・
単調な日々の繰り返しだった。何が楽しくて働いているのかわからないでいた。所謂、自暴自棄に近かったのだろう。なんの取り柄もない私は、特に趣味もなく、やりたいこともない時期であった。

そんな時だった。一筋の光明がみえたのは。

当時、友人の一人が、結婚間近というときに、突然、付き合っていた女性と終わりを迎えてしまったのだ。また、彼は極端で、仕事も休んでしまうほど落ち込んでいた。そんな時、みんなで励まそうと言うことになり、こぞって街中まで足を運び・・・それが、私にとっての、ラウンジデビューとなった。

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