テキストサイズ

後悔

第3章 運命までの階段

当時の私も、実は、あまり良いイメージは持っていなかった。友人も同じで、店の前で、「帰る帰る」の連呼だった。半ば強引に店内に連れ込んだ。しかし、店内に入ってから10分とたっていなかっただろう。友人は、まるで別人のように息を吹き返し、まぁー、しゃべるしゃべる・・・こいつは本当に悩んでいたのか?と、いうほどに変わっていた。

これは後で聞いたのだが、席に着いてくれた女の子が、別れたばかりの女性と、たまたま同じ名前というだけで、異常なまでにテンションがあがったらしい・・・


世の女性の皆さま、男って・・・そんなものですよ・・


私は、先程まで・・・つい20分程前まで人生の終わりみたいな顔してた奴が、今では、人生バラ色です。みたいな顔になるまでの一部始終をみていた。それがまた楽しかった。

まぁ、それも相まってか、実は、私の大事なラウンジデビューの時、隣に着いてくれた女の子の事を、未だに思い出せない・・・
これは、私にとっての、生涯の不覚・・・

誰だったのだろうか?・・・・

ストーリーメニュー

TOPTOPへ