秘書のお仕事
第4章 秘書のお仕事
息をすることもままならず、あたしは社長の身体を押しのけようと思ったけれど
離れない
「唾液、出せ」
『いゃでふ…///』
「出せ」
苦しすぎて
唾液はあたしの舌から社長の舌へと伝っていった
社長はそれを、喉を鳴らすように飲んだ
『何し…///』
「喉渇いたって言っただろ」
同じ動作を何度か繰り返すと、ようやく社長の手はあたしを離した
『ぶはっ…///』
あたしは急いで社長から距離を置き、スカートを正した
「まあ、さっきのコーヒーよりはマシだ」
何だとコラ…
散々やっといてコーヒーよりは"マシ"?
『何様ですか…』
「社長様だ」
きぃいぃ〜
あたしはキレ気味で、さらに社長から距離を置いた
もう、何なんだ…
何であたしは秘書なんかになったんだ!?
何でこんな奴に乳揉まれたりキスされたりしなきゃなんないんだー!!??
いや、思い出せ
あたしの目的は…
こいつを、辱めること
あたしは一人頷いて、パソコンに向き合う社長を睨みつけた