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なんやかんやでモテる主人公

第15章 ありきたりな甘さ




「わっ…きれい…っ…」





大きなツリーが色取り取りに

輝く。




まるで、星の中みたい。











「でしょ?

はい。終点でーす」











そして、先生は私を降ろした。





「ねっ!!先生!!

あそこのゲート通りましょ!!」









「えー」






私は先生の手を引っ張って

ゲートへ進む。





どうやら先生は強制されるっというのが

嫌いな人らしい(笑)








「わっ…わっ!わぁー!!!」








トンネルのようになっていて

キラキラと私達の進む道を

星達がいろどる。







「南ちゃん」



「はいっ?」



先生はゲートにたくさんかかっていた

サンタの人形のほっぺを

掴んで、私に見せた。







「そっくり」



「そ…そんな太ってませんっ!!!」





しかもよりによって

一番不細工で…一番太ってて

一番ムスッとしてるサンタ

だった。












フンっと少し

拗ねたようにみせて

先生から放れると…










ズルッ








ヤバい…こけるっ…








やっぱなれないヒールなんて

履くべきじゃないなって

思った時…









「大丈夫?」









目をあけると

そこには、イルミネーションと…








先生…

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