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♡Hなアパート生活♡

第33章 *気持ちの伝え方

「ちょ…ちょっと待って!」



私は陽の胸を、ぐいっと押しやる。



「なんだよ」
「……ねぇ、ゆいたんって言ってみて」
「はぁ?!」



私だって、バカップルみたいなやり取りしてみたいの~~



「ねぇ~!言って!」
「ぜっっってぇ~言わねえし」



……しばし睨み合う。



「なんなの、今日のお前、変」
「…いいじゃん、たまには」
「よくねえし」



陽は呆れたように小さく溜め息をついてソファに戻っていく。



愛称で呼んでもらう作戦……
失敗……





「はい、お茶」



陽の機嫌をとろうと、陽の好きな緑茶を入れて持って行く。



「さんきゅ」



あ、ちょっと機嫌直った。
よしよし!



「あのさ、もうすぐ夏休みだよね~」
「そうだな」





…………





…………………………





無言。





……なんか言ってよ~~!

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