向かいのお兄さん
第27章 結ばれたくて
あたしは直也の家に連れて来られた
なんだかとても、久しぶりに感じる…
「美咲、先にシャワー浴びてきていいよ」
『え…あ、うん…///』
ずっと病院にいたせいか、体は何となく薬臭い
『途中で入って来ないでよね』
「分かってるって」
直也はそう言うと、ゴロンとベッドに寝転がった
「久しぶりの自宅ですー」
とか独り言を言ってたけど、あたしは軽く流して
シャワーを浴びることにした
ザーーッとお湯を浴びている間
ドクン ドクン
とうるさいくらい鳴る心臓を、
抑えることが出来なかった
あたし…とうとう処女卒業します…
相手は
好きな人…で…
『きゃぁあぁあぁ///』
あたしは顔面からシャワーを被った