向かいのお兄さん
第27章 結ばれたくて
お風呂から出ると、どこかから寝息が聞こえてきた
『?』
部屋をヒョコッと覗いてみると、直也が寝てしまっていた
あたしはタオルで頭を拭きながら、直也の側まで寄り
じっと顔を眺めた
…可愛いぞ?
どこか子供らしい寝顔に、引き付けられる
『…///』
あたしはそっと
直也に唇を重ねた
寝込みを襲う…なんちゃって
すると直也は寝返りをうった
うぅん…とか言いながら、横を向く直也
『…』
そりゃ…疲れたかな
寝かせといてあげよっか…
あたしはベッドの上に座って
何となく直也を背もたれにして
しばらくボーッとすることにした