向かいのお兄さん
第27章 結ばれたくて
『ぎゃああああ変質者ぁーぁああ!!!!』
あたしはバタバタとその場から逃げていった
「…自分から風呂覗きに来といて…」
直也は慌てる様子もなく、服を着はじめた
『しぬ…しぬ…///』
あたしは布団を頭から被り、必死に赤くなった顔を冷まそうとした
いや、布団なんて被ったら冷めないか…
実は、直也の全裸をまじまじと見たのって…初めてなんだよね…
あーもーいい体してるじゃんか~///
『なんつって…ははは』
「はははじゃねーよ」
『出たぁああああ!!!!』
ガバッと布団を剥ぎ取られた
てっきりまだ裸かと思っていたから
目を隠したが
どうやらもう服は着ていたようだ