
向かいのお兄さん
第44章 変態一号登場
『やだぁ~いつもこんなことしないじゃんかー!!』
「クスッ、そうだっけ?」
微笑が漏れたかと思うと、直也はあたしの足の間に身体を入れた
そして迷うことなく、あたしの胸に手を伸ばす
『や…ぁ…///』
「今の格好、すごいそそる…」
また首筋に、舌が這う
ほんのりと、直也の匂いで満たされる
『んん…あ…///』
「感度もいい。
声も…」
直也の手が、頬を撫でた
「…可愛い」
『///』
それだけで、赤面したのがわかった
ああ…あたしって
いつからこんなに弱い女になったのかなぁ…
「んじゃ、今夜もたっぷり可愛がってやるよ…
いろんなプレイ…しちゃう?」
「しちゃわねーよ」
やだなぁ
幻聴すら聞こえてきた…
直也の声が
二人分も…
「あ、おかえり」
「"おかえり"じゃねーし、クズ」
あれ?
…幻聴じゃ
ない?
