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短編BL小説  いろいろ。

第1章 高校男子。



ぽかぽか日差しの暖かい日。


正門の脇に植えられた立派な桜の大木が、たくさんの新しい門出を祝福しているようだった。


奏都(かなと)は真新しい制服に身を包み、門をくぐる。
奥へ進むと校舎が見える。



ふと、かすかな風が抜けるほうに視線がいく。

道・・・

というには微妙な感じの、小道の先にかすかに桜が見えた。


・・・


誰かに呼ばれたような気がして、奏都は足を向ける。

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