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短編BL小説  いろいろ。

第1章 高校男子。



「・・・・っ。」




奥へ、桜のもとへ進む奏都に、押し戻されるような強い風が吹いた。

思わずかざした手の隙間から、風に舞う桜の花びらが見える。

次の瞬間、包まれるような桜の匂いに肌が泡立つような感覚を覚える。



・・・・



まただ。

いま、誰かの声が聞こえたような。

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