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短編BL小説  いろいろ。

第3章 僕の、カレ。

背を這うような快感を感じながら、那月は無意識に航太を締め付けたらしい。



「…く、っ…」


航太は眉をひそめる。




「ナツ、そんなんされるとヤバい…っ」


そう呟くと再び航太が動き出す。




グチュグチュっくちゅっ…





ねっとりとしたイヤらしい音が部屋に響く。

パンパンと打ち付けるような音も段々激しさを増す。




「っやぁぁあぁっ…ん…」



「…ナツっ、も、イきそっ!!」



「はぁあっっ!!ぼ、くもっ、こぅたせんぱぃっっ」



☆。・゜゜・☆。・゜゜・☆。・゜゜・


ほぼ同時にいったあと。

部屋にまた静寂が戻る。



ちゅ。

航太は、目を閉じ肩で息する那月のおでこに、軽くキスをする。


ゆっくりと目をあけた那月が航太をみる。

潤んだ瞳が、ヤバい。




ぎゅうっ



柄にもないなと思いながらも、航太は那月を抱きしめた。

肌にふれるぬくもりに、幸せを感じながら。



今だけは、誰にも邪魔されない。

自分だけの那月と、那月だけの、自分……。

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