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月夜に咲く

第8章 深夜

深夜

みんなが寝静まった頃


ドカッ

「イタッ…」


詩織は誰かに蹴られ目を覚ます。

お腹の上を見ると足が乗っていた
視線でたどると‥‥千夏の足だった。


ムクっと起きあがるとそっと足をどかし
乱れた布団を掛け直した。

目が覚めてしまった詩織は
起きてみんなを見渡し、


プッと笑みをこぼした
千夏と篤貴は寝相が悪い
篤貴に関しては密の布団を奪うほどだ

密が寒さで丸まって寝てる姿に
癒された。


そっと篤貴の布団を密に掛けて
詩織は部屋を出た。

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