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月夜に咲く

第9章 朝

三人で話してると

足音が聞こえ振り返る

そこにはふてくされた篤貴が立っていた。


「おいっ!
 何でいっつも起こさねぇんだよ!」

篤貴の言葉に千夏が爆笑しだした

「ちー坊!笑ってんじゃねぞ!
 何がそんなにおかしい?」

そんなに笑うことねぇじゃんと
篤貴が拗ねる、


「だって朝詩織と話してたまんまだもん
 また怒るんじゃない?ってさ」

あはははっ!とまた笑いだし
お腹が壊れるよぉと
千夏が笑い転げる、


「酷い奴ら
 てか龍は?さっき教室行ったのに
 居なかったけど、お前らと
 一緒じゃなかったんだな」

詩織の隣に座り聞く篤貴


どっかでサボってまだ寝てるとか?
と詩織が考えてると


詩織の携帯が鳴った

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