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月夜に咲く

第2章 .

学校に着いてそれぞれ自分の席に座る。


今日も一日退屈な授業が始まるのかぁ、
詩織は溜息をつきながら
一人ボーッとしていた。

お昼休みになって密と千夏と
一緒にご飯を食べてると、

「おいっ!詩織!
 なんで起こさねーんだよ!」
2年の教室に我が物顔で
ズカズカと入ってきた、篤貴と龍

「篤貴はうるさいっ!
 私はちゃんと起こしたもん!」

「あんなんは起こしたうちに入らねぇよ!」

「篤貴!
 そんなんどーでもいい
 黙ってろ。」

龍は篤貴に言うと詩織を抱きしめた。

「おはようのハグ」

「「「・・・」」」
えぇーっ!
今頃ですか?

みんながみんな思っただろう。

ちょっと抜けてる龍である。


そんな龍を詩織は呆れながらも腕を回した。

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