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鉄製ハート

第1章 おはようございますお嬢様

 執事は相変わらずワゴン車の速度を50キロに保ちながら運転をしている。

 「ねぇ、執事」

 「はい、何でしょうか?」

前を向いたまま執事は言葉を返す。

 「今日はさ、帰りが少し遅くなりそうなの」

 「さようでございますか、どういった理由で?」

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