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出会いの海岸

第1章 出会い

有香「そんな余裕ある。下手したら、今頃警察に電話していると思うよ」
美幸「いいじゃない。そしたら、全部私が責任かぶるんだから」
有香「ほんとうでしょうね。退学だけは勘弁して欲しい」
涼子「私も。それ以外だったらどうでもいいよ」
有香「ああ、帰ってくるよ。どうすんの」
美幸「もう少し探してよ。様子みて、見つけるから」
有香「はいはいはい。しょうがないや」
そういって、3人はまた探し始めた。
サンタ「お前らもうすぐ警察くるぞ。逃げるんやったらいまのうちや」
有香「ええ、警察に電話したの」
サンタ「ああ、当たり前やないか」
美幸「嘘だよ。それだったら、切り上げるけど、鍵は一人で探せる」
サンタ「なんや、駆け引きか。ほんましょうがないな。冗談や早く探せ」
美幸「そう簡単には見つからないよ」
サンタ「そりゃ、そうやわな、海は広いんやから。しかし、この辺や。この辺に落ちたのは間違いない。っていうより誰の責任や思ってんや。ようそんなことがいえるな」
美幸「まあ、いいよ。探そう。私達が悪いんだから」
有香「私達じゃないよ。あんただけどね」
涼子「ほんとうだよ」
サンタ「なんや、やっぱり、そっちは巻き添えやったんか」
有香「あたりまえじゃない」

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