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出会いの海岸

第1章 出会い

涼子「うまい。やっぱりカニは焼きガニだな」
サンタ「うるさい。お前はカニかまで我慢しとけ」
有香「おいしいですか、ハンバーガーは」
サンタ「なんや、あたりまえやないか」
有香「そんな、5個も買って」
サンタ「お前らのせいで、飯食うてへんから、腹ぺこや。だいたい誰のおかげで、カニなんか食ってられると思ってるんだ」
美幸「分かってるよ。元は全部私が悪いんだから」
サンタ「そうやったわな。お前さえあんなことしなかったら、誰にも迷惑はかからなかったわ。みていみん。この子らやて可哀想やぞ。俺が警察にいったら、お前だけじゃなくて、みんな退学や」
美幸「私は、学校なんか辞めてもよかったけどね」
サンタ「なんや、最初から覚悟はあったんか」
美幸「べつに」
有香「私達は、困るよ」
涼子「そうだよ。美幸はインテリだからいいけどさ。私らはちっともだから」
サンタ「何、こいつがインテリ。ほんまかいな。まあ、そっちの、ちっともっていうのは分かるけどな」
涼子「それって、私のこと」
サンタ「2人ともや。しかし、インテリって何が専門なんや。まさか、犯罪心理学でも勉強してるんとちゃうやろな」

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