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出会いの海岸

第1章 出会い

涼子「なんだよ、そんなの初めて聞いた」
有香「そうだよ。今までの割り勘なんだったんだよ」
美幸「そんなの人にいえないよ」
サンタ「そんなやからわ。働くのがあほらしく見えてきたんやろ」
美幸「使っちゃおうかな、全部」
涼子「使ってやるよ、一緒に」
有香「海外旅行いこうよ」
サンタ「お前な、そんなこと友達にいうな。いうたら、その日からもう友達やないぞ」
涼子「なんでよ。友達だったら、分かち合えばいいじゃん」
サンタ「そういうの、友達っていうか。たかりだ。まあ、自分でまいた種や、自分でなんとかせい」
美幸「今度は、時々はおごってやるよ」
涼子「時々か。たかりだなんていわれるから、そこでてうっとくけど、これからは何でも相談してよ」
サンタ「お前になんの相談するんや。もっと自分をしれ。しかし、高校生がいつ取り引きしてたんや」
美幸「学校で授業中とか」
サンタ「なんや、携帯つかってか」
美幸「うん」
サンタ「しょうもないな、今の連中は。そんなことする時代になったか。人生狂うのも当然やわ」
有香「でも、ちゃらちゃらした人にそんなこといわれたくないよね」
サンタ「なんや、ちゃらちゃらって、俺のこというてるんか」
涼子「ちゃら、ちゃら、ちゃら、ちゃら~」
サンタ「なんや、それは」
涼子「ラップ」

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