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出会いの海岸

第1章 出会い

サンタ「ラップ。ラップになんかになってへんやないか」
涼子「そんなことないよ。ちゃら、ちゃら、ちゃら、ちゃら~。ここがさびだよ」
サンタ「何言うてるかわからへんわ。それに、そこさびちゃうやろ」
涼子「ねえ、この曲だそうよ。きっと人気でるよ」
サンタ「アホ。もう人気はでてます。それになんでそんな曲。人気がた落ちやろ」
涼子「じゃあ、私が歌うよ」
サンタ「勝手に歌え」
涼子「だから、番組で」
サンタ「俺の番組でか。なんでお前のことなんか出さなくちゃなんないんだよ」
涼子「だって、でたいんだもん」
サンタ「ほんま、お前ら怖いわ。とことんたかろうって魂胆か」
涼子「出会いの海岸であったんだから。出してくれたっていいじゃん」
サンタ「もう、本当にあきれるわ。出会いの海岸て、お前ら全部都合よく解釈してるだけやろ。いわれをしってるのか」
涼子「そんなのどうでもいいよ」
サンタ「それより、お前の話がどうでもいいわ」
有香「でも面白いんじゃない。涼子は向いてると思うよ、そういうの」
サンタ「そんな簡単なもんやあらへん」
有香「分からないじゃない。人気がでたら、出会いの海岸であったなんていい話じゃない」
サンタ「お前な、これは拉致や。出会いやないやろ」
美幸「私からも頼むよ」
サンタ「なんで、お前になんか頼まれなきゃあかんのや」
美幸「愛弟子にしてやって」
サンタ「アホ」
涼子「やだよ。弟子なんて」
サンタ「そりゃ、よかったわ。そんなもん俺はとらんのや」
涼子「もういいよ。原宿か渋谷でスカウトでもされるから」
サンタ「お前なんのつもりや。方向性間違ってるわ」
サンタは、カニをとって、食べた。

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