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出会いの海岸

第1章 出会い

涼子「ああ、私達の」
サンタ「なんや、文句あるんか。うまいわ。焼きガニか。俺も久しぶりに食べたわ」
涼子「ちゃら、ちゃら、ちゃら、ちゃら~」
サンタ「もう、それはやめろ。俺が軽々しい人間に見えるわ」
涼子「軽々しいじゃん」
サンタ「ほんま、しょうもないな。お前ら、しっとるんか」
美幸「なにを」
サンタ「だから、ここのいわれや」
美幸「出会いの海岸で、娘とお父さんが偶然であった話でしょ」
サンタ「なんや、しってるんか。そやな、お前はしっていて当然か」
涼子「私は、しらない」
有香「わたしも」
サンタは、さっき聞いた話を一通り話した。
サンタ「それで、娘はなんていったと思う」
涼子「もう2度と来ないで」
サンタ「アホ。そんなこといったら、出会いの海岸にならへんやないか」
有香「で、なんていったの」
サンタ「お父さん、私はお嫁にいきますから、この家に帰ってきてくださいっていったんや」
有香「ええ、でも、浮気してでてった父親でしょう。なんか、都合よくない」
サンタ「お前らに分かるか。男にはな、いろいろ事情があるんや」
有香「それじゃ、サンタも浮気」

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