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出会いの海岸

第1章 出会い

涼子「ねえ、どうするのよ美幸」
美幸「息してる」
涼子「ええ、なに」
美幸「息してるんでしょ」
涼子「ああ、息してる。脈もある」
美幸「それならいいよ」
有香「いいって、よくないじゃんか」
美幸「大丈夫だよ。そのうち目さますから」
有香「でも、目さましたらやばいでしょ」
美幸「でも、さまさない方がやばいよ」
有香「そりゃ、そうだけどさ。騒がれるよ」
美幸「こっちがその時は騒げばいいんだよ」
有香「私らが。なんて」
美幸「援交でも持ちかけられたっていうのよ。大丈夫。だいたい今から行くところは、ひとけがないところだから。騒がれても、逃げればいいのよ」
有香「大丈夫なのかよ」
涼子「ほんとう、こんなのばれたら私達学校退学なっちゃう」
美幸「それも、いいよ」
有香「よくないよ」
涼子「そうだよ」

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