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私はただ走った。
ただただ夢中で走った。
後ろからみんなの声が聞こえる。
でも私は止まらなかった。


そして私はいつもの公園にいた。
この公園は総司に告白された場所で初めてキスした場所で…
とっても大切な場所
ここには小さなウサギの遊具がある。
小さい頃には中に入ったり、上に乗って遊んだりもした。
私達はこの公園をウサ公と呼んでいる。


ウサ公にはとても綺麗な桜が咲いてて…
とても綺麗に散っていく。

「まるで私だ。」

私は呟いた。
その時自然に涙が溢れてきた。

「…あれ？
どうして？
涙が出るんだろう？


総司。
総司!!」

総司が溢れて止まんない。
止まんないよ。
総司…

総司…
私どうしたらいいんだろう。
約束も…
何もかも。
私達もう終わりなのかな…？