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スコアワールド

第4章 School

音をたて、屋上の扉が開かれる。
渚に二人だけで話がしたいと言われここに来た。
たまに授業をさぼるときにここに来ていたのだ。
もちろんそのときは翔も一緒だった。
・・・あいつなにしてんだろうな。
そんな考えを抑え渚のほうを向く。

『話ってなんだ?』

「翔のことについて話したいことがあるの。」

『翔について?』

「うん。ちょっと長くなるけどいい?」

疑問はいくらでもあった。
なぜ翔のことを知っているのかとかなぜ俺だけにその話をするのかとか。
だが、それを飲み込み俺はうなずいた。

「じゃあ、話すね。」

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